全体的に応募作品のレベルアップが見られました。これには進歩するプリント技術もありますが、応募される皆さんが色彩表現技術を習得され、農山村の風景、人物、施設、イベント部分の発色もよく、どれをとっても努力のあとが見られ、特に苦労して撮られた作品も何点か目に付きました。前述しましたようにレベルの高さ、何を表現するのか目標がはっきりとしてきましたし、このような作品が上位に入賞しました。テーマを絞り込んだり人物の配置等の工夫、更には相手のよい表情等が瞬間的に撮られた好感の持てる作品が増えてきたことは喜ばしいことです。
農村にもこんなに素晴らしい景観があることを改めて教えられたような気がしました。
(写真家/川本 貢功)