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第7回(平成15年度)

最優秀賞

出番待ち
施設部門「出番待ち」
撮影地:柿木村大井谷
永見 研一

稔りの秋、稲穂が黄金色をしています。かかしが横一列になって見守っています。
出番を待っているのでしょうか。こんな感じが画面から聞こえてきます。
画面構成の良さと色彩表現がよく、農村の癒しの風景を見るようです。石垣の中の稲穂は生き生きと表現され、かかしの映像は心象表現としても素晴らしい位置にあって、審査員全員で最優秀賞に推挙された作品です。

部門賞

風景部門

風景部門「アゼ草焼き」
撮影地:益田市白上町
岡﨑 茂喜

題名の通りアゼ道の中での草焼きは、人物が煙の中でシルエットとなり、作業する人の手仕事が印象的に表現され、生活臭のようなものが感じられます。手前に植えられた早苗も画面の中で生き生きと生育して相乗効果をあげています。煙の中に見える家も環境描写がよく、親しみのある作品となりました。

人物部門

人物部門「みんなで稲刈り」
撮影地:斐川町
三加茂幸子

かつて明るい農村というテレビ番組を見たことがありますが、まさにこれこそそのような感じを受けた作品です。子供たちの表情と前景にある稲穂やゴザからも、何か明るいほのぼのとした情景が伝わってきます。作者のカメラアイの良さに敬意を表します。例えこれが演出であったとしても人物の配置などが適切で、印象画面となったよい作品です。

施設部門

施設部門「田植えの頃」
撮影地:宍道町佐々布
田村 唯男

広い田面を造形的な構成でこれだけ切り取ってみせると、デザイン的でもあり美しいメルヘンの感情が伝わってきます。
前景に流れるような用水路の斜面が全体を引き締めており、遠景にある人物が添景として画面効果を高めています。
シャッター以前に思考された構成で、安定感のある作品となりました。

イベント部門

イベント部門「神事華」
撮影地:湖陵町
松村 敏子

この作品は小型画面での応募でしたが、最初から四つ切り作品で応募されたらもっと素晴らしい作品になったと思います。
祭りの傘と白い人物、道路の白い線などの構成もよく、更にコスモスの花が全体的に画面の中に季節感を演出しており、親しみのもてる作品となりました。
色彩表現も素晴らしく現代的な農村風景としてのイベントを見たような気がします。

審査委員特別賞

茶摘み
審査委員特別賞
風景部門「茶摘み」
撮影地:能義郡伯太町
城下 進
収穫の頃
川本貢功賞
風景部門「収穫の頃」
撮影地:鹿足郡柿木村
野村 克己
里の朝
小滝達也賞 
風景部門「里の朝」
撮影地:大東町山王寺
田中 治
田圃風景
渡里彰造賞
 風景部門「田圃風景」
撮影地:松江市大野
山本 孝之
大蛇さん、こちら
下森華子賞
人物部門「大蛇さん、こちら」
撮影地:匹見町
渡辺 学
囃子
内部智允賞
イベント部門「囃子」
撮影地:大田市水上町
竹下 正夫
夕暮れの神門堰
足立元彦賞 
施設部門「夕暮れの神門堰」
撮影地:出雲市高松町神門堰
岩本 克幸

入選

収穫を終って
 風景部門「収穫を終って」
撮影地:平田市灘分
江角 英之
牧草の遊び場
 風景部門「牧草の遊び場」
撮影地:簸川郡斐川町
吉岡 直樹
収穫の頃
風景部門「収穫の頃」
撮影地:大田市久手町波根湖干拓地
和田 爲夫
春爛漫
 風景部門「春爛漫」
撮影地:浜田市生湯町
中 保広
収穫の頃
 人物部門「収穫の頃」
撮影地:宍道町
山田 孝二
田植え頃
 人物部門「田植え頃」
撮影地:稗原町内
古瀬 倶之
水遊び
 人物部門「水遊び」
撮影地:大田市五十猛町
橘 重孝
棚田風景
 施設部門「棚田風景」
撮影地:柿木村白谷
新田 守
勢揃い
イベント部門「勢揃い」
撮影地:仁多郡横田町小馬木小森
勝部 正
豊作の舞
イベント部門「豊作の舞」
撮影地:大原郡大東町山王寺
坂田 耕男

佳作

光芒
 風景部門「光芒」
撮影地:八雲村平原
別所 忠次郎
山里
 風景部門「山里」
撮影地:飯石郡頓原町
沖野 利裕
晩秋
 風景部門「晩秋」
撮影地:宍道町佐々布
庄司 成雄
田園の雪景
 風景部門「田園の雪景」
撮影地:横田町
藤原 美枝子
暮色
 風景部門「暮色」
撮影地:山王寺
東儀 公哲
李(すもも)咲う里
風景部門「李(すもも)咲う里」
撮影地:安来市島田町
石井 盛夫
楽しく学ぶ課外授業
人物部門「楽しく学ぶ課外授業」
撮影地:伯太町井尻
岩田 忠雄
お手伝い
人物部門「お手伝い」
撮影地:出雲市稗原町山寄地区
増原 公夫
町の人気者 三つ子の子牛
人物部門「町の人気者 三つ子の子牛」
撮影地:仁多町
大島 裕司
山里のパフォーマンス
人物部門「山里のパフォーマンス」
撮影地:江津市跡市町
金川 達
蔵
 施設部門「蔵」
撮影地:邑智町酒谷
岡本 佳克
秋日和
 施設部門「秋日和」
撮影地:松江市忌部町
吉岡 敏隆
ヒマワリの里斐川
イベント部門「ヒマワリの里斐川」
撮影地:斐川町
世良 亀雄
大餅さん
 イベント部門「大餅さん」
撮影地:松江市秋鹿町
大﨑 武晴
滝踊り
 イベント部門「滝踊り」
撮影地:飯石郡掛合町
原 実生

山陰フジカラー賞

渓流の秋
 風景部門「渓流の秋」
撮影地:掛合町八重滝
橋本 博

応募状況

応募作品総数

441点
風景部門 175点
人物部門 113点
施設部門 58点
イベント部門 95点
応募者数
162人(内県外者15人)

総評

全体的に応募作品のレベルアップが見られました。これには進歩するプリント技術もありますが、応募される皆さんが色彩表現技術を習得され、農山村の風景、人物、施設、イベント部分の発色もよく、どれをとっても努力のあとが見られ、特に苦労して撮られた作品も何点か目に付きました。前述しましたようにレベルの高さ、何を表現するのか目標がはっきりとしてきましたし、このような作品が上位に入賞しました。テーマを絞り込んだり人物の配置等の工夫、更には相手のよい表情等が瞬間的に撮られた好感の持てる作品が増えてきたことは喜ばしいことです。
農村にもこんなに素晴らしい景観があることを改めて教えられたような気がしました。
 
 (写真家/川本 貢功)
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