応募作品全体を通じることですが、色彩表現、写真の見せ方、構図の取り方がいずれも農村風景に適した作品に仕上がっており、格段にレベルアップが見られました。特に農村というイメージ表現が、山々をバックにしたり、生産物であったり、煙ものと云われる癒しの表現方法で人の心を引きつけるような印象画面であったりしますが、今までの農村景観フォトコンテストとは一味違った作品が見られたことは素晴らしいことでした。
緑の山々、田畑、これに付随する生活や祭り等を工夫して映像化した作品が多く見られました。このことは、撮影以前に作者の意図が計算された素晴らしい感性を見た様に思いました。
(写真家/川本 貢功)