本文へ移動
島根県土地改良事業団体連合会
〒690-0876
島根県松江市黒田町432番地1
TEL.0852-32-4141
FAX.0852-24-0848
 
西部出張所
〒697-0015
島根県浜田市竹迫町1901番地35
TEL.0855-22-2672
FAX.0855-22-2753
 
隠岐出張所
〒685-0016
島根県隠岐郡隠岐の島町城北町118番地1
TEL.08512-2-9013
FAX.08512-2-6580
 
0
8
7
9
4
1

第11回(平成19年度)

最優秀賞

親子愛
人物部門「親子愛」
撮影地:安来市広瀬町富田地区
市川 洋二
 
最初の審査段階から注目されていた作品で、かつて見られなかった 映像表現に素晴らしさを感じました。
お父さんが子供を背負い、田んぼの中で除草作業をしている風景ですが、ジーンと胸にくるものがありました。
画面には出ていませんが、家族の情景も感じることができました。
審査員全員で最優秀賞に選出した心温まる作品です。
子供の表情描写に加えて色調もよく、感動的な作品となりました。

部門賞

風景部門

風景部門「里山」
撮影地:松江市秋鹿町
高木 晃

写真撮影地の条件設定がよいと思います。
新鮮な図柄と松江市にもこのような情景があるのかと思い知らされました。
画面半分のビニール畠と、遠くに見える宍道湖を長時間露光で見事に映像化して成功しました。
かつて遠近画法が流行った時代を彷彿させる印象に残る良い作品です。

人物部門

人物部門「収穫」
撮影地:雲南市掛合町入間
角場 薫
 
黒バックの中で、働く農婦の全体像の描写がよいと思います。
顔は見えないけれども、手に持つ稲穂の左手が力強い印象画面となりました。
更に右手の位置と軍手が別の稲束をつかみとる瞬間をリアルに描きあげたよい作品です。
特に質感の描写が優れています。

施設部門

施設部門「補植」
撮影地:吉賀町柿木村大井谷
領家 文忠

石垣で構成する棚田がデザイン的にも面白さを演出しています。
特に田植えが終わった後の情景がよく撮れています。
その中で一人の農婦が捕植をしています。
全体像の人間の位置と、更には手足がリズム感を見せています。
水面に写る影とともに、構成美のよい作品となりました。

イベント部門

イベント部門「大井谷地区 棚田まつり」
撮影地:吉賀町柿木村大井谷
吉﨑 佳慶

前景に見える棚田の情景がよく撮れています。
右上の民家の佇まいと石垣を主体にして、舞台の裏側から撮るという発想が素晴らしいと思います。
一般には正面から撮りますが、逆転の発想と申しますか、シャッター以前に思考された作品です。
神楽の控え室、ハヤシや太鼓等正面で見る人達の表現描写、紅白の幕とビニールまでが色彩効果を見せており画面を引き立てています。

審査委員特別賞

坂道とカヤぶき屋根
島根県緑化推進委員会会長賞
風景部門「坂道とカヤぶき屋根」
撮影地:安来市広瀬町
坂本 和美
田園地帯
川本貢功賞
風景部門「田園地帯」
撮影地:簸川郡斐川町
黒川 恵美子
「ある日」
渡里彰造賞
風景部門「ある日」
撮影地:出雲市知井宮(長浜神社)
古安 宣夫
棚田の春
下森華子賞
施設部門「棚田の春」
撮影地:浜田市三隅町室谷
藤原 静雄
記念撮影
小滝達也賞
イベント部門「記念撮影」
撮影地:浜田市宇津井町内
松谷 敏秀
稔りの里山
田中 修賞
風景部門「稔りの里山」
撮影地:浜田市金城町波佐
寄能 久子
白鳥と子供
錦織 健賞
人物部門「白鳥と子供」
撮影地:安来市宇賀荘
陶山 啓
 

入選

暮れ行く棚田
風景部門「暮れ行く棚田」
 撮影地:浜田市三隅町室谷
西坂 千春
棚田の刈り取り
風景部門「棚田の刈り取り」
撮影地:雲南市大東町山王寺
西尾 辰郎
柿のれん
風景部門「柿のれん」
撮影地:浜田市三隅町東平原
江川 安夫
秋日
風景部門「秋日」
撮影地:出雲市
東儀 公哲
雪の朝
風景部門「雪の朝」
撮影地:浜田市三隅町室谷
岡本 和幸
冬じたく
人物部門「冬じたく」
撮影地:出雲市(神立橋南河川敷)
岸  明
兄妹
人物部門「兄妹」
撮影地:松江市宍道町和名佐
鶴島 里子
マラソン大会
イベント部門「マラソン大会」
撮影地:雲南市木次町湯村
吉田 亮三
ジャンボ傘鉾の舞う山里
イベント部門
「ジャンボ傘鉾の舞う山里」
撮影地:邑智郡邑南町阿須那
三上 茂
ばく進
イベント部門「ばく進」
撮影地:隠岐郡隠岐の島町
田中 千鶴子

佳作

目ざめの朝
風景部門「目ざめの朝」
撮影地:簸川郡斐川町出東
田中 作夫
五月の風景
風景部門「五月の風景」
撮影地:出雲市八島町
佐藤 秀夫
オーナーさんの稲刈
風景部門「オーナーさんの稲刈」
撮影地:邑智郡邑南町羽須美村
猫田 薫
晴れた日に
風景部門「晴れた日に」
撮影地:出雲市稗原
石原 綾子
大根の花
風景部門「大根の花」
撮影地:出雲市稗原町内
古瀬 倶之
共生
風景部門「共生」
撮影地:簸川郡斐川町
新田 俊之
空港と田園のひまわり
風景部門「空港と田園のひまわり」
撮影地:簸川郡斐川町空港付近
黒川 政治
マスクの男
人物部門「マスクの男」
撮影地:出雲市平田町
金川 達
秋日和
人物部門「秋日和」
撮影地:出雲市平田町
石原 甫
収穫
人物部門「収穫」
撮影地:松江市八雲町
松浦 潤一
春日和り
人物部門「春日和り」
撮影地:簸川郡斐川町(斐川公園)
陰山 恒吉
五月のころ
施設部門「五月のころ」
撮影地:雲南市大東町
槙野 朝雄
秋日(アキビ)
施設部門「秋日(アキビ)」
撮影地:松江市八雲町平原(茅葺交流館)
森山 徹
これパパのかなー
イベント部門
「これ、パパのかなぁー。」
撮影地:簸川郡斐川町坂田
安部 勲
花車のクライマックス
イベント部門「花車のクライマックス」
撮影地:大田市山口町
橘 重孝
神事
イベント部門「神事」出
撮影地:雲市佐田町(須佐神社)
佐野 弘義

山陰フジカラー賞

仲よし
人物部門「仲よし」
撮影地:飯石郡飯南町頓原
土井 富雄

応募状況

応募作品総数

572点
風景部門 263点
人物部門 139点
施設部門 50点
イベント部門 120点
応募者数
196人(内県外者14人)

総評

しまねの農山村での多くの物語や生活、更には自然、農村に関するお祭りなど多くの作品が集まりました。どれを取り上げても農村の香りが充ちあふれていました。
今回は第11回展となりましたが、全体的に応募作品の質の向上が見られました。特に光線の状況を巧みに捉えて画面上に定着するなど、過去に見られなかったような作品表現も見受けられました。
最近の進歩するプリント技術は中間色の表現もよくなり、目を見張るような色彩が見られるようになりました。記録性にも優れた作品があり、時代考証的にも貴重なものもみられました。
又、今回は過去最高の応募点数となりましたことを報告しておきます。

(写真家/川本 貢功)
TOPへ戻る