今回から風景部門、人物部門のほか、施設部門とイベント部門に変わって地域活性化部門が新設され三部門になりました。
中でも風景部門の応募が多く、次が人物部門、さらに地域活性化部門ですが、それぞれの部門に該当するように応募されており、他部門との併合などが少なくなり、迷いがなくなったように思いました。
今回、新設された地域活性化部門は農山村のどこにでもあるような題材であり被写体だと思いますので、部門の迷いがあればこの部門で応募されるとよいと思います。
また、家庭の中の家族愛のような作品も応募されてくるようになりました。
最近のデジタルカメラには写り過ぎといわれるほどシャープネスな作品が多く見られます。それぞれの応募作品もピントや露出などは決ったように美しく撮れていました。
特に高感度の画質が更によくなり開放F値の明るいレンズと組み合わせると少しの明るさがあれば美しく撮れますので、農村の家の中やら暗い場所でも効果が出ますし、農村にも心象的な風景や風物も多くありますので、この方にも目を向けていただきたいと思います。
最近は県外からの撮影者が増加していますが、島根県は東西に日本一長い県で、山あり川あり海あり谷ありと被写体が多く、四季の農村風景、特に田植えや稲刈りの頃は祭りも多く、これらは山間部や農村に多く伝承されていますので、人々の心に残るような作品が撮影出来ると思います。
(写真家/川本 貢功)