しまね水土里女性の会
趣旨
近年、農業・農村は、食料の生産・供給とともに、先人から続く「水」「土」「里」への営みを通じて、農業・農村の持つ魅力や資源への関心も高まってきています。しかし、その一方では少子高齢化・人口減少の本格化など、農業・農村を取り巻く情勢は大変厳しく、担い手不足による生産の維持や農地の荒廃・減少、また地域コミュニティの低下など深刻な問題に直面しています。
こうしたなか、国においては平成27年度に「女性活躍推進法」が施行され、成長社会の原動力として女性がその個性と能力を発揮できる「女性が輝く社会」の実現に向けた取り組みが進められるなど、女性の能力・潜在力の発揮に大きな期待が寄せられています。
そこで本県でも、県内各地で農業農村整備に取り組む女性や趣旨に賛同して頂ける女性が集い、価値観を共有しつつ女性ならではの目線、視点をいかして行動・実践することで、島根の「水」「土」「里」に新たな息吹を与え、豊かで美しい農業農村を次世代に引き継いでいくべく「しまね水土里女性の会」を立ち上げることとしました。
この会を通じて多くの女性が集い、相互のネットワークと親睦を深め、島根の農業・農村の持続的発展と女性が一層いきいきと活躍できる農業農村環境づくりに取り組んでいきたいと考えます。
会長挨拶

この度しまね水土里女性の会の会長に選任されました安来市土地改良区の若槻美保です。
本会も3年目を迎え、今年2月には中国四国水土里ネット女性の会も発足して益々ネットワークが広がっておりますが、まずは改めて本会会員の皆様の結束を強めたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
家庭の「食」に携わる者として、「食」は健やかな心と体の源であると考えております。
しかし、現在「食」を取り巻く環境は非常に危ういように感じています。安心・安定した「食」を未来に継承できるよう、その基盤である農業農村を守るために土地改良区が一翼担えればと思います。
2025年度までに土地改良区の女性理事の割合を10%へという目標が掲げられており、各土地改良区から女性理事を選任するよう進められているところですが、本会としても更に層が厚くなることを望むとともに、土地改良区が活性化されることを期待しております。
本会も3年目を迎え、今年2月には中国四国水土里ネット女性の会も発足して益々ネットワークが広がっておりますが、まずは改めて本会会員の皆様の結束を強めたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
家庭の「食」に携わる者として、「食」は健やかな心と体の源であると考えております。
しかし、現在「食」を取り巻く環境は非常に危ういように感じています。安心・安定した「食」を未来に継承できるよう、その基盤である農業農村を守るために土地改良区が一翼担えればと思います。
2025年度までに土地改良区の女性理事の割合を10%へという目標が掲げられており、各土地改良区から女性理事を選任するよう進められているところですが、本会としても更に層が厚くなることを望むとともに、土地改良区が活性化されることを期待しております。
活動状況
R5.8.31 令和5年度「中国四国水土里ネット女性の会」通常総会及び研修会開催
8月31日(木)、岡山県農業共済会館において中国四国水土里ネット女性の会通常総会と研修会が開催され、来賓及び8会員(21名)が出席、“しまね”からは、若槻会長のほか事務局の福島参事、勝部主任が出席しました。
総会は、檀床会長の挨拶のあと、来賓の宮崎参議院議員と進藤参議院議員(ビデオメッセージ)からは、『活動を継続するために“楽しむこと”が大切』との祝辞がありました。
議事では、本県、しまね水土里女性の会若槻会長が副会長に選任され、令和5年度活動計画(案)が承認可決されました。
総会後は、中国四国農政局 大西管理調整官から「土地改良施設の維持管理について」の講演と同局団体指導・資金係 赤澤係長から「中国四国管内土地改良区における男女共同参画」についての情報提供がありました。
R5.6.6 令和5年度しまね水土里女性の会総会を開催
6月6日(火)、しまね水土里女性の会総会を島根県土地改良会館で開催しました。
正会員34名のうち出席者21名、委任状13名で令和4年度活動報告及び会計収入支出決算、規約の一部改正、令和5年度活動計画(案)及び収入支出予算(案)、役員の選任について審議され、全ての議案が承認可決されました。
特に、本県でも土地改良区に女性理事が登用されているため役員の方々にも本会に加入して頂き、更に活動の幅が広がるよう規約の一部を改正しました。
また、2年の任期となる役員選任については、できるだけ多くの会員に役員として活動に携わってもらうよう会長ほか新役員が選任され、今後は新体制で歩みを進めていきます。
正会員34名のうち出席者21名、委任状13名で令和4年度活動報告及び会計収入支出決算、規約の一部改正、令和5年度活動計画(案)及び収入支出予算(案)、役員の選任について審議され、全ての議案が承認可決されました。
特に、本県でも土地改良区に女性理事が登用されているため役員の方々にも本会に加入して頂き、更に活動の幅が広がるよう規約の一部を改正しました。
また、2年の任期となる役員選任については、できるだけ多くの会員に役員として活動に携わってもらうよう会長ほか新役員が選任され、今後は新体制で歩みを進めていきます。
R5.2.28 「中国四国水土里ネット女性の会」設立総会
2月28日(火)、水土里ネット鳥取の大会議室において「中国四国水土里ネット女性の会」の設立総会が開催され、しまね水土里女性の会からは会長ほか1名及び水土里ネット島根から1名が出席しました。総会には、中国四国管内から女性の会会長や各県土連担当者
27名が出席、来賓として水土里ネット鳥取の榎本会長、鳥取県鈴木農業振興監が出席され、進藤参議院議員と宮崎参議院議員からはビデオメッセージが届きました。この会は、管内でも徐々に立ち上がってきた女性の会の親睦を深め、連携強化を図り情報交換や啓発活動など活発な活動を推進する目的で設立されるものです。
議事は、とっとり水土里の女性会檀床会長(発起人代表)を議長に設立趣意書、規約(案)、役員の選任について審議、全会一致で承認され、初代会長には、檀床会長が就任されました。
議事終了後は、中国四国農政局柵木次長の講演、全国水土里ネット野口主査からは情報提供(WEB)があり、その後は2班に分かれて3つのテーマについての意見交換会が行われました。
R4.12.7 令和4年度研修会
令和4年12月7日(水)に本会大会議室において、「令和4年度しまね水土里女性の会研修会」が行われ、正会員19名、準会員5名の参加がありました。前日の「男女共同参画の推進に向けた意見交換会」に引き続き、秋田県から3名を招いての研修会となりました。
しまね水土里女性の会の永井会長からの挨拶の後、全国水土里ネット女性の会の会長でもある、あきた水土里ネット女性の会の根本会長より、女性の会の活動について紹介がありました。秋田県の土地改良区へのアンケート結果や、令和7年度までの男女共同参画スケジュールなど、他県の貴重なお話に会員は熱心に耳を傾けていました。
次に、大田市三瓶町を拠点に農業・農村のコーディネートをされている、なかお商会の中尾祥子氏よりご講演をいただきました。「私が出会った島根の農業・農村とゆかいな女性たち」のテーマで、県内で活躍している素敵な女性たちや企画を紹介していただきました。その後の意見交換において、上手く男性を巻き込んでいく方法として、「正面突破をしない」という今後の活動の参考になるアドバイスをいただきました。
午後は、会員の希望者でそば打ちを楽しみました。
昨年度は鳥取県、今年度は秋田県とのご縁があり合同で研修会を開催できたので、女性の会の活動を通じて横のつながりを強めていければと思います。
しまね水土里女性の会の永井会長からの挨拶の後、全国水土里ネット女性の会の会長でもある、あきた水土里ネット女性の会の根本会長より、女性の会の活動について紹介がありました。秋田県の土地改良区へのアンケート結果や、令和7年度までの男女共同参画スケジュールなど、他県の貴重なお話に会員は熱心に耳を傾けていました。
次に、大田市三瓶町を拠点に農業・農村のコーディネートをされている、なかお商会の中尾祥子氏よりご講演をいただきました。「私が出会った島根の農業・農村とゆかいな女性たち」のテーマで、県内で活躍している素敵な女性たちや企画を紹介していただきました。その後の意見交換において、上手く男性を巻き込んでいく方法として、「正面突破をしない」という今後の活動の参考になるアドバイスをいただきました。
午後は、会員の希望者でそば打ちを楽しみました。
昨年度は鳥取県、今年度は秋田県とのご縁があり合同で研修会を開催できたので、女性の会の活動を通じて横のつながりを強めていければと思います。
R4.12.6 男女共同参画推進に向けた意見交換会
令和4年12月6日(火)に松江市の「松江歴史館」において「男女共同参画の推進に向けた意見交換会」を開催しました。この会場は、松江藩の歴史資料が展示されており松江城が望める「歴史の指南所」という部屋になっています。
最近では、全国各地で「水土里ネット女性の会」が設立され、相互の情報交換や先進地視察が積極的に展開される中、島根県でも秋田県、岡山県、鳥取県、島根県の4県の女性の会が合同で開催し、各県から女性の会役員等20名あまりが出席しました。
意見交換会はしまね水土里女性の会永井会長の挨拶で始まり、全国水土里ネット女性の会会長でもある、あきた水土里ネット女性の会の根本会長の挨拶の後、中国四国農政局の柵木次長からは『土地改良区における女性参画への期待』として様々なデータの集計とともに説明がありました。続いて揖屋干拓地土地改良区の渡部事務局長から土地改良区の女性理事登用の経緯、ひかわ水土里女性の会の三加茂会長からは取組の中心となる花の植栽などの活動報告がありました。
休憩時間には、館内の展示も観覧でき、また、抹茶と和菓子も堪能することができました。
昼食をはさみ全国水土里ネットの室本専務理事からは土地改良の基本的部分や重要性についてわかりやすく説明がありました。また、各県の女性の会の活動状況や男女共同参画の推進状況などの報告後、3グループに分かれ女性活躍を阻む要因、女性会の果たす役割などについてグループごとに出し合った意見を発表し合うなど活発な意見交換が行われ、有意義な時間を過ごすことができました。
最近では、全国各地で「水土里ネット女性の会」が設立され、相互の情報交換や先進地視察が積極的に展開される中、島根県でも秋田県、岡山県、鳥取県、島根県の4県の女性の会が合同で開催し、各県から女性の会役員等20名あまりが出席しました。
意見交換会はしまね水土里女性の会永井会長の挨拶で始まり、全国水土里ネット女性の会会長でもある、あきた水土里ネット女性の会の根本会長の挨拶の後、中国四国農政局の柵木次長からは『土地改良区における女性参画への期待』として様々なデータの集計とともに説明がありました。続いて揖屋干拓地土地改良区の渡部事務局長から土地改良区の女性理事登用の経緯、ひかわ水土里女性の会の三加茂会長からは取組の中心となる花の植栽などの活動報告がありました。
休憩時間には、館内の展示も観覧でき、また、抹茶と和菓子も堪能することができました。
昼食をはさみ全国水土里ネットの室本専務理事からは土地改良の基本的部分や重要性についてわかりやすく説明がありました。また、各県の女性の会の活動状況や男女共同参画の推進状況などの報告後、3グループに分かれ女性活躍を阻む要因、女性会の果たす役割などについてグループごとに出し合った意見を発表し合うなど活発な意見交換が行われ、有意義な時間を過ごすことができました。
R4.6.3 令和4年度総会及び研修会
6月3日(金)、出雲市民会館 302研修室にて、「しまね水土里女性の会」の令和4年度総会が開催され、正会員総数35名中、35名が出席(うち委任状16名)、準会員総数13名中、5名の出席がありました。津和野町土地改良区の永井会長の挨拶の後、議事に入りました。
①令和3年度活動報告、②令和3年度会計収入支出決算報告、③令和4年度活動計画(案)、④令和4年度会計収入支出予算(案)について事務局からの説明があり、全議案が原案のとおり承認可決されました。
総会後、令和4年度第1回目となる研修会が開催されました。全国水土里ネット 土地改良広報センターの牧所長より「水土里ネット女性の会2022~土地改良発展のためにできること~」というテーマでの講演とノンフィクションライターの石井里津子氏からは、「島根県の取材から」というタイトルで、島根県の棚田や築地松について、美しい写真と共に講演がありました。
午後からは、同会場の大ホールで開催された、「ルーラル・ミーティングinしまね」に参加しました。会場には男性が多く参加されており、女性参画を推進させる必要があると、強く感じました。
今回の研修で学んだことを日々の業務に活かしていければと思います。今後の活動については、他県の女性の会と合同で現地視察を計画しています。
R4.2.10 全国水土里ネット女性の会総会
令和4年2月10日(木)に全国水土里ネット女性の会総会がweb方式で開催され、全国から約160名の出席者があり、しまね水土里女性の会からは、永井会長と勝部副会長が出席しました。
総会議事終了後、福島大学行政政策学類岩崎教授が「女性の参画による農業・農村の活性化と水土里ネットへの期待」と題して講演され、また、都道府県水土里ネット会長会議進藤顧問からは「田畑、農村を国会につなぐ~農業農村の振興に向けて~」についての講話がありました。その後、17のグループに分かれて「働き続けたい水土里ネットに必要なもの等」をテーマに懇談会の時間が設けられ、本会は、愛媛県の進行により山口県を含めた3県で意見交換を行いました。R3.10.1 令和3年度第2回研修会
前回の研修会で、今後の計画としてあがっていた「とっとり水土里の女性会」との芋ほりを兼ねた第2回目の研修会(現地視察)を10月1日(金)に行いました。
心配された台風もうまく逸れ、当日は、まずまずの遠出日和となり、本会からは11名の会員が参加しました。
現地視察では、「北条砂丘土地改良区」で改良区の概要、散水方法の移り変わり、太陽光発電の設置までの経緯など説明して頂き、興味深い内容に質疑応答も交わされました。
近くで昼食後、同会場で中国四国農政局による「とっとり水土里の女性会」&「しまね水土里女性の会」合同(22名出席)の『女性活躍推進に向けた意見交換会』が開かれ、テーマに沿って活発な意見が交わされ、女性が発言する場として有意義な時間を頂きました。
その後は、芋畑に移動し、爽やかな風の中、芋ほりに熱中し、たくさんのお芋をお土産に頂きました。そして、帰路、おまけのリンゴ狩りも楽しみ、第2回目の研修会はまさに実りある会となりました。会員数
正会員・・・・34名
準会員・・・・12名
賛助会員・・・個人 100名、団体 7団体 (R5.6現在)